令和７年９月８日、安芸賀茂支部役員を対象とした研修を実施しました。今回の研修では不動産相談コーナーに寄せられた相談事例から見る最近の相談内容を中心に、実務に直結する重要なポイントを学びました。

特に、低廉な空き家などに対する約定報酬額の変更については、報酬設定の根拠や説明責任の重要性を再確認する機会となりました。地域の空き家活用が進む中で、適正な報酬体系の理解と運用が求められます。

また、重要説明書における条例の扱いについても議論があり、自治体ごとに異なる規定や解釈に注意が必要であることを改めて認識しました。契約時には、物件ごとの状況を丁寧に確認し、説明義務を果たす姿勢が不可欠です。

今回の研修を通じて、一案件ごとに誠実に向き合うことの大切さを再認識しました。法改正への理解を深めるとともに、地域に根ざした実務の質を高める一助となる研修となりました。

広報育成委員長　住田　五月